2020年栽培

カモもソーシャルディスタンス

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緊急事態宣言は解除されましたが、新しい生活様式ということで、マスクの着用やソーシャルディスタンスが言われています。そんな中、田まわりをしているとカルガモマガモもソーシャルディスタンスを実施していました。カルガモマガモは雑草の種子や水草を食べてくれるので、いつも感謝しています。

ソーシャルディスタンス中のカルガモマガモ

今年も雑草パトロールよろしくお願いします

 


除草剤散布(2020年)

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試験サイトでは初期除草剤「コメットジャンボ」を散布しています。経験上、圃場内を深水(水位8cm程度)にして、無風or微風状態が散布後数時間続く状態で散布すると処理層がきちんと形成されて効果が高まります。今までの失敗例は、天気を読み間違えて、散布後に強風が発生して除草剤が偏ってしまった。藻(アオミドロ)をきちんと取り除かずに散布してしまったので、藻に除草剤が付着してしまった・・・など。こういうときは例外なく雑草が大量に発生します。圃場内の雑草を人間の手で取るのはかなりの労力が必要というか・・・あまりに多すぎると挫折してしまいます。

コメットジャンボ散布後の様子

(白い点は水面上を拡散するコメットジャンボ、緑色は雑草と藻)

 


2020年もNDVIフィールドセンサー設置

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2019年に設置したNDVIフィールドセンサーは、ドローンモニタリングに有益な情報をいろいろもたらせてくれました。昨年の台風19号でセンサーやロガーが水没してしまいましたが、徹底的に乾燥・清掃をしたおかげで無事に起動することができ、今年もセンサを設置することができました。2年目ということで昨年の反省を活かして少し工夫をしています。

まず、センサを設置する単管パイプの工夫です。昨年は単管パイプと直交クランプを取り付けただけでしたが、今回は強度を増すために筋交を追加しました。

単管パイプの打ち込みの工夫

 
次に、単管パイプの打ち込みです。昨年は単管パイプを直接金槌で叩いていたのですが、調べるといろいろ補助部材があることがわかりました。単管パイプの先端にヘッドと先端ミサイルを取り付ける事で打ち込みも多少楽になりました。

NDVIフィールドセンサーの設置の様子

 
さらに、今年はモニタリング情報の充実化を図るために、千葉大学の共同研究費で温度・気圧・湿度センサを追加(後日、濡れ葉センサを追加予定)することができました。

ドローンを用いて移植2日後に設置したNDVIフィールドセンサーを撮影

 
今年もいろいろ発見出来ることを期待したいと思います。
 


田植え(2020年)

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予定していた5月16日の田植えは苗の成長具合や当日の天気がイマイチだったので、22日まで延期しました。

苗の生育状況

発芽:種蒔きから6日後(4月28日)/ 種蒔きから28日後(5月20日)

 

今年は新型のAW5による田植えです。先代のSPA4は4条植えでしたが、新しい田植機は5条植えになります。これで作業時間は短縮できます。また、AW5は枕地(田植機の旋回によって生じる凹凸)の幅と田植機の幅がちょうど良く、ドン付きバックでピッタリ植えることができます。

ドン付きバック(クボタの取説図に加筆)

 

先代のSPA4での移植に必要な苗場箱は、昨年までの経験から111箱準備しました。しかし、AW5で6反植えたところ・・・21箱も余ってしまいました。これは予想外でした。株間は去年同様の21cm、苗取り量もほぼ同じ設定です。新旧でここまで変わるとは・・・なぜ?来年は苗箱の数を間違えないようしないといけません。余った育苗箱は、近所の農家さんが苗が足りなくなったとのことで譲りました。結果的に廃棄する分がなくなったので、よかったです。

AW5による田植え

 

次は、AW5を運転してみてのレビューです。

自動植付の機能が意外と便利でした。初めはこんな機能は無くても人間の手でやればと思っていたのですが(先代はこんな便利な機能は付いていなかった)、自動植付の機能を使うと旋回後の植え付け位置が調整されたり、マーカーの出し忘れなどのヒューマンエラーを防ぐことできます。少し強がってしまいました・・・自動植付の機能は素晴らしいです。

次に気付いたのは浮き苗の少なさです。今までは、移植後に水を入れると多くの苗が抜けてしまっていましたが、その量が目に見えて減りました。

また、新しい機能としては残った肥料をブロアー排出、運転席前の目印の棒でエラーをLED表示、アイドリングストップ機能などがあり、思った以上に作業が楽になりました。特に、追加された機能の中でも、あぜ越えサポート機能は気に入っています。田植機で圃場の出入り(特に出口)の際は、普段乗っている乗物では体感しないような角度になるときもあるので緊張します。今までは圃場から出る際は、苗や肥料を搭載している後ろ側が重くなるため、運転手の他に前側に大人一人を乗せてバランスをとってから出ていました。それが運転手が降りて圃場から出すことができるようになったのは、安全面からみてもいい機能だと思います。

あぜ越えサポート機能を指導してもらっているところ

 

田植え当日は納車したばかりということで、JAさん、クボタさんの心強いサポートがありました。ありがとうございます。

 

AW5は細かいところまで部品を取り外すことができるので、田植え後の掃除が徹底的にできます。特にセンサーを含む肥料散布部分は念入りに行います。年に一回しか使わないので、掃除が不十分で肥料が機体に残っていると、空気中の水分を含んで固着してしまいます。そうなると、能力を十分発揮できなくなってしまいます。

掃除のためにカバーを取り外したAW5

 

今年はコロナ禍による県境を越える移動の自粛もあって、いつもお手伝いをしてもらっている濱くんにお願いできませんでした。来年はぜひよろしくお願いします<m(_ _)m>

 


結果:均平精度(2020年)

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今年の代かきはトラクターナビを搭載することで、より的確に高い土を低い方へ土寄せを実施することができました。2019年に失敗してしまった圃場の乾きすぎ状態にならないように、天気予報と相談しながら水の状態を管理しました。その結果、ほぼ問題ない状態で田植えを迎えることができました。

 

田植えの直前(30分前)にドローンによる空撮を実施し、そのデータを用いて今年の均平精度の検証を行いました。2014年から比べると試験サイトの均平度の精度は良くなっていますが、そろそろ頭打ちになってきた感じです。実際にトラクターを動かし、圃場の均平化を実施してきましたが、満足いく状態になるまでは5年はかかるなぁと実感しました。また、均平化のアドバイスをくれたベテラン農家さんの言う通りでした

ⅰ) 代かき後の凹凸マップ(2020年)

 

ⅱ) 代かき後のオルソ画像(2020年5月22日撮影)

 

2014~2020年における均平精度の変遷

 

2020年は均平精度:1.1cm・最大高低差:4.0cmとなりました。今年も均平精度は問題ない結果となり、水管理もムラなくできるはずです。あとは、昨年みたいな梅雨の長雨にならないことを祈るだけです。

 


トラクターナビ(均平作業編)

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先日紹介したトラクターナビを装着して、代かきを行いました。トラクターナビはRTK-GNSSを用いたナビゲーションで、背景地図をユーザ側で自由に選択できる特徴があります。今回は代かきを行うので、背景地図には圃場内の高さを示したDSM(地表面高さ)データを使用します。このDSMデータは事前にドローンを用いて計測したもので、圃場内の高低差を可視化しています。RTK-GNSSで取得できる位置情報はとても高精度(数cm程度)なので、ピンポイントで地表面の高いところの土寄せを効率的にできます。

前回のトラクターナビ(β版)では、アンテナをトラクターの屋根付近に装着しましたが、今回はトラクターの先端に位置を変更しました。アンテナは裏側に磁石が貼られているANN-MB-00(2周波対応)を使用しています。屋根付近からトラクター先端にアンテナの位置を変えても、人工衛星からの受信信号に大きな変化はありませんでした。

アンテナをボンネットの先端に位置変更

 

「善意の基準局」として自宅屋上に設置した基準局の受信データをネット配信し、スマフォのテザリング機能を用いてRTK-GNSSを行います。

均平作業に利用するトラクターナビ

画面の〇十字は現在位置をリアルタイムに表示している

 

トラクターナビの背景地図は事前にドローンで計測したDSMになります。1cmの高さごとに色が変化するように可視化してます。このナビゲーションの画面を見ながら、地表面の高いところから低い方へ土寄せを行います。

代かき直後の試験サイト

 

今までは、紙に印刷した地図を見ながら代かきを行っていましたが、トラクターナビを使った均平作業はこれからのスマート農業にも使えるのではないかと思います。

それにしても、空撮画像から判断して・・・もう少し土寄せができたのかなぁと来年に向けての反省です。

 

【備忘録】

トラクターのアタッチメント位置

ロータリー(左) / ハロー(右)

 


廃車と納車

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令和元年東日本台風(2019年台風19号)による内水氾濫で多くの農機具は水没してしまいました(関連記事)。田植機(クボタ:SPA4)、コンバイン(ヤンマー:GC215)は水没の程度も酷く、JAによる診断で廃車となりました。それから数か月が経過した本日、水没した田植機・コンバインの引き取りと同時に新しい田植機が納車されました。

トラクターを使って、車庫から動かすコンバイン

 

コンバインのエンジンはかかったのですが、すぐにエンストしてしまいました。調べてみると、燃料タンクに入っていた液体は水没時に混入した水であることがわかりました。これでは埒が明かないので、トラクターによるけん引で少しずつ動かしていきます。しかし、アスファルトでは摩擦が大きくなるため、コンバインの方向転換が容易ではありません。そんな時に役立ったのが単管パイプです。曲がりたい方向のキャタピラの下に単管パイプをセットすれば、人間の力でも方向転換ができるようになります。

トラック荷台に収まったコンバインと田植機

 

私が兼業農家になってからお世話になっていたコンバイン・田植機を手放すのは少し寂しい気持ちです。これらの機械はトラブルがよく発生したので、そのおかげで機械の仕組みを詳しく勉強することができました。

クボタ:AW5

 

台風第19号による農業被害からの復旧・営農再開に向けた支援事業の補助金を活用して、新しい田植機(クボタ:AW5)を購入しました。1994年に発売された先代のSPA4と比べると、25年の間にいろいろ機能の進化があります。まずは新機能に慣れ、新型田植機で水稲栽培に挑戦です。

 


石拾いのコツ

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試験サイトは、1990年の圃場整備によって客土をしています。そのため、石を取っても取っても、まだまだ出てきます。こちらは4年前の状況です。

現在でも耕起するたびに、地中に埋まっていた石が出てきます。しかし、耕起直後は土と同化しているように見えるため、簡単には見分けがつかない場合もあります。今回、耕起してから数日後に降雨がありました。そうすると、乾いた土は水を含むことによって沈み、石はそのまま地表面に残ります。また、石に付いていた土が洗い流されるので、遠目からでも簡単に見つけることができます。

石拾いは、耕起してから降雨があった後が最適のような気がします。ただし、雨が降りすぎると圃場がぬかるんで歩くのは大変。

降雨後の様子

 


スパイダーモア

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農作業の中で一番大変なのは「草刈り」ではないかと思います。管理している圃場の畦畔やその周辺を対象に草刈りを行うのですが、炎天下の作業はかなり大変です。
数年前にマイ刈払機として、日立工機(現在、HiKOKI)のエンジン刈払機(CG24ECP)を購入しました。しかし、使っているうちに馬力がもう少し欲しくなって新機種を探しました。ナイロンコードをメインに使用しているので、高出力のタイプをいろいろ探しているとゼノアの刈払機を見つけました。

ゼノアの刈払機は、他社の同タイプと比べると少し高いと感じるのですが、期待を込めてBCZ315Wを購入しました。もう2年以上が経過しましたが、特にトラブルもなく使い勝手がとてもいいので気に入っている刈払機です。初代刈払機はチップソーに戻して、伸びてしまった草を刈るときや飛散物を抑えるときに使用しています。

ゼノア:BCZ315W(カバーが赤)と日立工機:CG24ECP(カバーが緑)

 

ナイロンコードのBCZ315Wは、石や刈った草などを弾き飛ばすことが多いため、飛散防止カバー 「クラゲくん」で防護しています。

 

今年は更なる草刈機を購入しました。以前、鹿児島の知人にスパイダーモアの説明を聞いてからずっと気になっていました。今回、購入する機会があったため、ついに共立のスパイダーモア:AZ852AF(オーレック社によるOEM供給)を手に入れました。

スパイダーモア:AZ852AF

 

刈払機と比べると、スパイダーモアの草刈りは楽しいっ!!まだまだ操縦は慣れないのですが、大変だった草刈りがここまで変わる(作業時間や自分の精神面など)とは驚きです。

畦畔は従来通りの刈払機、周囲はスパイダーモアと用途にあった使い分けができるようになりました。

 

そんなテンションが上がっているときに、土手沿いには業務用のハンマーナイフモアが・・・乗ってみたい。

 

ハンマーナイフモア

 

 


発芽

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4月22日に種蒔きしてから6日後に発芽しました。今年はコロナ禍による影響で在宅勤務となり、毎朝水やりと見回りができるようになりました。昨年までは、平日は父、週末は私の交互で行っていたので、発芽のようすをいつも見逃していました。

 

種蒔きから6日後に発芽(2020年4月28日撮影)

 

種蒔きから7日後のようす(2020年4月29日撮影)

 

搬入した111箱の発芽にムラはなく、一斉に芽が伸びています。