コストカット

田植え(2018年)

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朝6時ぐらいまで雨が降っており、田植えを行うか悩みましたが、7時ぐらいから天気が回復してきたので、試験サイトを含む6反分の田植えを行いました。

今回は米の研究を行なっている濱氏(千葉大)が参加しました。実際に田植えを行い、一連の作業の流れを覚えてもらいました。4条植えの田植機なので、6反だけでも丸一日かかります。

まずは、育苗用のビニールハウスから軽トラに設置した苗箱ラックにどんどん置いていきます。1回の移動で64箱運ぶことができます。以前はベニヤ板を荷台に置いて運搬していたので、何回も圃場とビニールハウスの往復をしなければなりませんでした。苗箱ラックは年に1回の利用ですが、非常に役に立っています。

苗箱の運搬

 

次に、田植機に苗を乗せる前に、いもち病対策の「ルーチンアドスピノ箱粒剤」を約50(g/箱)をムラなく降っていきます。

ルーチンアドスピノ箱粒剤の散布

 

準備が整えば、田植えの開始です。昨年は株間を21cmに設定しても収量は減少しなかったので、今年は全ての圃場の株間を21cmに設定しました。植えた直後は見た目がスカスカしているので、周辺の圃場と比べると少し寂しい感じです。今回は全体の半分を濱氏にお願いしました。田植機の操縦が初めてとは思えないくらい上手に植えてもらいました。ありがとう!

田植機初操縦

 

また、今年は機械植えとは別に、職場でお世話になっている方(どろーん米のお得意様)の家族みなさんで手植え体験を行いました。自分の手で植えたお米は格段においしいと思いますよ。

収穫は9月中旬頃になります( ◠‿◠ )!

 

【使用農薬】

・ルーチンアドスピノ箱粒剤(育苗箱1箱50g) :6袋

【使用肥料】

・コシヒカリ一発 LP485(35~40kg/10a) :11袋

 

真夏日の田植え(2017年)

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埼玉県坂戸市の最高気温は33度となり、真夏日の田植えとなりました。

今年も移植方法・肥料を変えて、栽培を行います。
昨年は株間を18cmに変更しましたが、今年は一部の圃場で21cmの疎植に挑戦です。

1)株間:21cm、肥料:基肥一発肥料「コシヒカリ一発LP485」、面積:3反
2)株間:18cm、肥料:基肥一発肥料「コシヒカリ一発LP485」、面積:2反
3)株間:18cm、肥料:基肥一発肥料「スーパーらくだ君500」、面積:1反

株間を一部変更したので、育苗箱は昨年の130箱から115箱に節減できました。今後、6反全部を21cmに変更した場合は計算上103箱で十分なので、さらにコストカットにつながることが予想できます。祖父・父の代では例年150箱(株間16cm)用意していましたが、その時と比較すると今年は約23%カットすることができました。

また、肥料は「スーパーらくだ君500」を実験的に1反の圃場で試します。この肥料は1反あたり20kgなので、「コシヒカリ一発LP485」の半分の量になります。コスト面で考えると「スーパーらくだ君」は魅力的ですが、食味に違いができるかわからないので、今年の栽培でチェックします。


基肥一発肥料:「コシヒカリ一発LP485」、「スーパーらくだ君500」

1年に1回しか使わない田植機ですが、駆動系のトラブルもなく、順調に植えることができました。使用後は念入りな泥落としが必要です。泥が固まってしまうと、取り除くのは大変です。

田植機の洗車(泥落し)

株間21cmの疎植は、周囲の圃場と比べても見た目がスカスカでちょっと心配になります。

今年の田植えの出来栄え

ちょっと大きいバケツ栽培

今年は庭先に息子専用の圃場を用意しました。水稲栽培に興味を持ってくれればいいのですが(笑)。

順調に生育すれば、9月中旬に収穫を迎えます。

 

【使用農薬】
・ルーチンアドスピノ箱粒剤(育苗箱1箱50g)
いもち病などの対策

 

【使用肥料】
・コシヒカリ一発LP485(1反あたり35~40kg:2袋)

・スーパーらくだ君500(1反あたり20kg:1袋)

田植え

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いよいよ、この地域周辺の田植えが到来です。近所の農家さんも朝から準備で大忙しです。

ビニールハウスの苗も順調に育ちました。

 

田植え直前苗

 

今年から栽培方法を若干変更します。例年なら株間を16cmで植えていましたが、今年は18cmに変更です。

用意した育苗箱も例年の150箱から130箱に節減です。株間を25cmまで広げても今までと同等の収量が得られるという研究報告もあります。

田植え機に移す前に、育苗箱にはいもち病などの対策に「ルーチンアドスピノ箱粒剤」を50g計測して、苗の上から均一になるように振りかけます。その後は、圃場に移植していきます。まだまだ、田植え機の運転が甘く、圃場の縁辺部の植え方が未熟で、余分な空白地帯が残ってしまいました。

 

田植え機

試験サイトの田植えの様子

田植え機と同時に肥料も撒いていきます。肥料は基肥一発肥料「コシヒカリ一発 LP485」です。10aあたり35~40kgになります。今回田植えを行った約6反分で13袋(260kg)になります。

田植え機の調子もよく、順調に移植でき、朝9時から始めて午後5時には終わりました。

田植え後夕日

田植え後の夕日

【使用農薬】

・ルーチンアドスピノ箱粒剤(2成分):殺虫殺菌剤

箱苗剤

ルーチンアドスピノ箱粒剤

【使用肥料】

・コシヒカリ一発 LP485

一発肥料

コシヒカリ一発 LP485

 

種蒔き

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いろいろと行事が重なり、更新が遅くなりました。

塩水選、種子消毒を終えた種籾を水に浸けて、1週間後に種蒔きを行いました。

水から引き揚げた種籾をビニールシート上に撒いて、水分を飛ばします。

種籾の表面の水分を飛ばすことによって、種蒔き機の根詰まりを防ぐことができます。

 

種籾乾燥

 

種籾を乾燥させている間に育苗箱の準備をします。

例年は株間16cmで田植えを行うことを前提に6反分の150箱を用意していました。しかし、今年からは省力・コストカットを目指し、まずは株間18cmの130箱で行います。

例年、培土を30袋(予備も含めて)を注文していましたが、今年は事前に計算した25袋ピッタリに抑えることができました。培土1袋(20kg)で育苗箱5~6枚分用意できます。

培土1袋がだいたい800円なので、4000円のコストカットです。

 

苗箱準備

 

育苗箱に培土を入れたら、種蒔き機で種籾を均等に撒いていきます。最初に種籾を蒔いて、最後に土を被せていきます。

 

種蒔き機