大館:東光鉄工

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私の農閑期は、講演や見学などでドローン農業の情報取集や人脈を広げる時期になっています。

先日、秋田県大館市に本社がある東光鉄工で開催された「農林水産業ドローン研究開発コンソーシアム」に、外部オブザーバーとして参加してきました。

 

大館駅

自宅からは大宮~新青森~大館ルートで約5時間です。

 

この事業は、秋田県からの委託で実施されています。秋田県ではドローン特区なども設置されているので、ドローン産業に非常に力を入れていることが伺えます。

東光鉄工は農薬散布ドローン(農林水産航空協会認定)をはじめ、機体製造や空撮等のサービスを提供している日本のドローン産業の中では名の通った会社になります。

 

本年度の最後となったコンソーシアムでは、水稲・果樹・牧草のモニタリングや農薬散布ドローンの自律散布飛行の開発状況について報告がありました。

現在、農薬散布ドローンの自律散布飛行は禁止されています。市販されているドローンの飛行精度がm単位であるため、自律散布飛行の禁止は仕方がありません。誤って隣の圃場に農薬を散布しないようにするためにも高精度に位置を把握する技術を導入しないといけません。このような技術が確立すれば、近いうち(数年の間)に規制緩和されるのではないかと思います。

今回報告のあった東光鉄工の次世代農薬散布ドローンは、既にcm単位で自律飛行できるような機体・ソフトウェアが開発されているのに驚きました。ドローン(自律飛行)の離着陸地点が数十㎝ずれるという課題があり、これを数㎝までにするとのことで開発者の意気込みを感じました。

ちなみに、私が実施しているモニタリングではm単位で十分です。

 

A.H おめでとう!!

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