散布

2018年:本田防除(殺虫)

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出穂期を迎えた次の農作業は、カメムシなどの病害虫防除です。カメムシは出穂したコメのデンブンを吸汁します。その結果、そのコメは斑紋のような黒い点がついた玄米となってしまいます。カメムシは緑色で体長も5~6mmなので、緑色の多い圃場内で直接見つけることは困難です。捕まえるためには網が必要です。私も圃場内で一度も見つけたことがありません。

この日も最高気温38℃を超える猛暑日になりました。このような状態が続くと・・・高温登熟障害が発生しないか心配になります。

 

【使用農薬】

・スミチオン(1成分):殺虫剤

 対策:カメムシ類、ウンカ類などの水田害虫の殺虫

 10aあたりに水100l + スミチオン100ml(1000倍希釈)

スミチオン乳剤

 


2018年:本田防除(殺菌)

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出穂前に、いもち病対策などの殺菌の防除を行います。出穂3日前ぐらいに散布するのがいいのですが、出穂の予測や散布を行うための時間調整、当日の気象条件など考えるといろいろ大変です。

現場で普及しているイネの出穂を推定する方法として、幼穂長を測る方法があります。まず、圃場内の平均的な草丈の株を選択し、最も長い茎を根元から取ります。次に、取った茎はカッターで半分に切っていきます。そして、茎の中にある幼穂の長さを測ります。

イネの幼穂の長さは12.5cm(2018年7月22日撮影)

 

既往研究から幼穂長と出穂前日数の関係はまとめられています(星川 1975)。

穂の発達過程と日数および外部形態との関係

出穂前日数 幼穂長:cm 発達過程・外形
26 0.1 幼穂形成期
20 0.2
18 0.8~1.5 止葉抽出
12 減数分裂期
19.5 穂ばらみ始め
20.5
2~1 22
22 出穂

文献:星川清親(1975)イネの生長.農文協.

幼穂の長さと出穂前日数の関係(表の数値をグラフ化)

 

幼穂長の測定結果から出穂期は7月31日前後になると予想できます。

 

出穂が予想できれば、次は防除です。初めて操作するときは2人で行っていましたが、慣れてくると1人でもできるようになりました。ただ、ラジコン付動力噴霧器でないとかなり大変です。ラジコン付きといってもホースの送り出しと巻き取りが遠隔操作できるものです。遠隔操作ができることによって、重いホースを1人でも出したり、巻いたりすることができます。

また、防除は風が弱くて雨が降らない日に行うので熱中症対策が必須になります。身体にかからないように雨具などで防備しながら行うため、尋常ではない暑さとの戦いです。当日の最高気温は38℃まで上昇したため、いつもより重労働でした。

熱中症対策(ガンガンに冷やした水とクーラーを効かせた車内で休憩)

 

【使用農薬】

・ノンブラスフロアブル(2成分):殺菌剤

 対策:いもち病、内頴褐変病、変色米、穂枯れ

 10aあたりに水100l + ノンブラスフロアブル100ml(1000倍希釈)

 


除草剤散布(2018年)

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田植えから1週間程度過ぎると、株間や条間に雑草がちらほらと発芽してきました。

雑草発芽

 

昨年は雑草に悩まされた圃場もあったので、散布前に圃場内の水位に注意しました。使用している「コメットジャンボ(水稲用一発処理除草剤)」は水溶性の袋に入っているため、水位がある程度ないと、十分な範囲に広がっていきません。昨年は水位が低かったことで、除草剤の効果にばらつきが生じてしまったかもしれません。

散布するには十分な水位

 

あらかじめ作成した散布地点マップを見ながら、予定地点まで圃場を歩き、散布しました。毎年、圃場内に入って散布しているのですが、せっかくドローンがあるので、これからはドローンによる散布ができないか検討していきます。今年は国土交通省の申請には時間的に間に合いませんでしたが、来年はドローンによるピンポイント投下ができるようにしてみたいです。自作ピンポイント投下機は、そのうち紹介します。

 

【使用農薬】

・コメットジャンボ(1反あたり1袋300g) :7袋

 


2017年:本田防除(殺虫)

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7月29日の散布に続いて、今回はカメムシ類などの病害虫防除を目的とした散布になります。

出穂してからは雨天が続いたため散布するタイミングが遅くなり、出穂10日後に散布を行いました。

今までは妻に貴重な助っ人として手伝ってもらっていましたが、日程の調整が難しく、結果として一人だけで初めての散布を実施しました。一連の流れは頭に入っていますが、100m先までホースを引っ張る・散布後のホースの清掃など全部一人で行うには今まで以上に時間がかかってしまいました。あと、体力的にも疲れます…。

 

【使用農薬】

・スミチオン(1成分):殺虫剤

 対策:カメムシ類、ウンカ類などの水田害虫の殺虫

 10aあたりに水100l + スミチオン100ml(1000倍希釈)

スミチオン乳剤

 

 


2017年:本田防除(殺菌)

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台風3号(NANMADOL)が通過してから晴天が続いたことによって、例年よりイネの生育速度が早まってしまいました。

事前に予定したスケジュールの調整が難しく、穂の一部が既に出穂してしまった状態でいもち病、紋枯れ病や内頴褐変病等に対する防除を行いました。本来なら、出穂直前に予防散布を行うのがベストなのですが・・・まだまだ天候を読む力が足りません。

また、防除を行った日は曇天で、夕方から小雨の予報だったので、少しでも早く乾燥させるために早朝から実施しました。

土日が農作業のメインになる兼業農家にとって、イネの生育状況や天候に合わせて動けないのはツライところです。

 

年に2回使用する動噴(自走式ラジコン動力噴霧機)

 

昨年は初めて散布を行ったため、機械の設定やホースの扱い方に悩まされたのですが、今年は昨年の経験も活かして、自分なりに手際よく散布を行えました。

 

散布の様子

次の動噴使用は、カメムシ類の防除になります。

 

【使用農薬】

・ノンブラスフロアブル(2成分):殺菌剤

 対策:いもち病、内頴褐変病、変色米、穂枯れ

 10aあたりに水100l + ノンブラスフロアブル100ml(1000倍希釈)

 

ノンブラスフロアブル

 

 


除草剤散布(2017年)

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今年も移植してから2週間後に除草剤「コメットジャンボ」を試験サイトに散布しました。コメットジャンボは水で溶ける包みで覆われており、溶解すると直径7~8mに除草剤が広がります。

 

コメットジャンボが溶解し、除草剤が周囲に散布される様子

 

昨年は試験サイトとは別の圃場でも同様に散布しましたが、雑草に悩まされました。原因は風が強い日に散布したことによって、除草剤が風下側に流されてしまったことです。ちなみに、昨年の試験サイトは無風時に散布したので、雑草の影響はほぼありませんでした。

今年は昨年の反省も活かして、風が弱くなる日まで待ってから除草剤を散布しました。散布後は、除草の効果を高めるために、1週間は落水しないように水管理を行っていきます。

下の写真は移植後15日目の様子です。株間・条間にはヒエ・イヌビエなどの雑草が発芽しています。

 

株間・条間に発芽した雑草

 

【使用農薬】
・コメットジャンボ(1反あたり300g:1袋)
除草剤

散布予定マップと除草剤

 

 


本田防除(殺虫)

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今年度、2度目の動噴による本田防除です。

今日は、カメムシ類の防除になります。散布は出穂7日後に行いました。

2度目の散布ということもあって、前回の反省(加圧設定やホースの扱い方)を活かすことができました。

 

動噴散布

手元のホースの遠隔操作をしながら、動噴散布の様子

葉付着

散布後の稲

【使用農薬】

・スミチオン(1成分):殺虫剤

 対策:カメムシ類、ウンカ類などの水田害虫の殺虫

 10aあたりに水100l + スミチオン100ml(1000倍希釈)

動噴(スミチオン)

スミチオン乳剤


本田防除(殺菌)

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今年の1月にJAの展示会で購入した「動噴(自走式ラジコン動力噴霧機)」を初めて使用しました。本番前にも少し練習をしたのですが、実際の圃場で使用するといろいろと学ぶことがありました。

使用した動噴はラジコンタイプとなっており、手元のリモコンでホースの巻取・送出の命令ができます。送出のタイミングも当初は上手くできず、立ち止まっては動かすの繰り返しで、スムーズにできませんでした。

散布は雨天の日には実施できないため、気温35度近くまで上昇した真夏日の今日に実施しました。実施したのは6反ですが、予想以上に重労働です...。広い圃場ほどドローンの農薬散布が便利だなぁと身をもって知りました。

 

動噴デビュー

今年デビューの動噴

 

今年の水稲は例年通りに生長しており、8月3日前後には出穂期を迎えそうです。

今日は、いもち病や内頴褐変病等に対する防除を兼ねた予防散布を行いました。タイミング的には出穂3~4日前がベストだそうです。

 

動噴散布

散布の様子

畦畔からでは全体を均一に散布できないので、圃場内に入って実施します。中干しをしっかりしても歩くと足元は不安定です(この時期は湛水状態)。

【使用農薬】

・ノンブラスフロアブル(2成分):殺菌剤

 対策:いもち病、内頴褐変病、変色米、穂枯れ

 *予防・治療効果を備え、稲の主要病原菌に薬効を示す

 10aあたりに水100l + ノンブラスフロアブル100ml(1000倍希釈)

ノンブラス

ノンブラスフロアブル


除草剤散布

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田植後、何もしないとあっという間に雑草が発生してしまいます。

圃場内に発生した雑草を除草するのは、かなり大変な労力が必要となります。そのため、雑草が繁茂しないように除草剤を散布します。

下の写真は移植後13日目の様子です。株間・条間にはヒエ・イヌビエなどの雑草が発芽しています。

 

160603状況

 

除草剤には、「コメットジャンボ」を使用しました。コメットジャンボは除草剤が水で溶ける包みで覆われています。これを水に入れると、包みは溶けて、直径7~8mに除草剤が広がります。圃場内を均一に散布するために地図を作成(地図上の赤丸の中心点を目安)して、散布しました(10aあたり300g)。ドローンによる散布は、申請なしでは改正航空法に抵触するため、圃場内に入って人力で散布しました。

 

【使用農薬】

・コメットジャンボ(3成分):除草剤

 

コメット

 

 

コメット溶け出し

 

除草の効果を高めるためには、散布してから1週間は落水しないように水管理を行います。

 

 


土づくり

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土壌診断の結果、試験サイトでは「加里」が不足していることがわかりました。そこで、まずは健康な土づくりの一環として、診断結果に記載されている肥料「けい酸加里」を投入することにしました(40kg / 10a )。試験サイトは約30aなので全部で120kgになります。

 

水稲資材

 

写真の右側の散布機のリュック部分(約20L)に肥料を入れ、背負いながら肥料を撒いていきます。