観測方法にメッシュ解析の情報追加
観測方法の項目に、NDVI(植生指標)のメッシュ解析を追加しました。
NDVI画像に5m×5mのメッシュを覆い、5mメッシュ単位で生育状況をモニタリングしていきます。
メッシュ解析
観測方法に情報追加
観測方法の項目に、可視画像・近赤外画像・NDVI(植生指標)・DSM(地表面の高さ)の取得例をそれぞれ掲載しました。
解析には,これらの画像に5m×5mのメッシュを覆い、メッシュ単位で生育状況をモニタリングしていきます。
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近赤外画像取得例 |
NDVI取得例 |
DSM取得例 |
モニタリングする際に便利なのは、GIS(地理情報システム)ソフトになります。一昔前は数百万円する業務ソフトもオープンソースの波によって、無償で使用できるソフト「QGIS」が登場しました。
登場当時はいろいろと不便なところもありましたが、最新版では問題なく使えます。
QGISは http://qgis.org/ja/site/ から日本語版をダウンロードできます。Windows以外にも対応しています。
水稲モニタリングの解析には十分な機能が含まれています。
ドローンで撮影した高解像度オルソ画像
2015年8月16日に撮影し、地形・レンズの歪みを除いたオルソ画像を紹介します。
観測方法 → 画像取得例(可視画像) で見ることができます。
可視画像取得例
市販のカメラ(GR)をドローンに取り付けて、インターバル1秒設定で撮影します。
その後、撮影した画像をSfM-MVSソフトで処理することで、一枚の高解像度オルソ画像が作成できます。
圃場計測
2月中旬に行った圃場の均平化の確認のために、ドローンを使ってDSM計測を行いました。
以前に比べて、圃場を均平にすることはできたのですが、相変わらず四隅の高低差が残っていることがわかります。
トラクターの運転技能の向上が均平化の近道かもしれません...
均平化
2月なのに、日中は20度越え...密閉されたトラクタの運転席では額から汗が垂れるほど暑くなりました。
ドローンは水稲の生育を見るだけではなく、測量にも使えます.今回はトラクタで作業をする前にドローンをオートパイロットで飛ばし、圃場の高さを計測しました.低空から撮影した画像データはSfM-MVSソフトを使って、cm単位の高さデータを取得できます。
やはり、圃場は均平ではなく、圃場の西側が高く、東側で低くなっていることがわかりました。
この地図を資料として、高低差をトラクターを使ってなるべく均平になるように作業をしました。1回の作業では均平にはならないので、代かきまでに数回実施する予定です。
土壌診断
今年から地元のJAが中心となって、米のブランド化「入西(にっさい)米」を目指す動きがありました。その活動の一つに、「エコファーマー」の認定を目指すとのことです。今年は初年ということもあって、まずは圃場の土壌診断を行いました。
方法は圃場内から5箇所(圃場四隅+中心点)の土壌を約300g採取後、土壌を乾燥した上で提出しました。
*エコファーマー:環境にやさしい農業(環境保全型農業)による農産物の生産により、環境負荷の低減への寄与と併せ、消費者の求めるより安全・安心な農産物供給に努めること。
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