台風15号(1915)
千葉県や横浜などで甚大な被害を与えた台風15号ですが、坂戸では幸いなことに大きな被害はありませんでした。ただ、私としてはコメの収穫直前であったので、強風による倒伏や河川の内水氾濫が心配でした。
今年は幼穗形成期の日照不足による生育不良で草丈が例年より低い状態だったので、出穂15日前の倒伏リスク診断でも倒伏のリスクは低く、倒伏なしで収穫できると期待したのですが・・・、残念ながら台風の北からの強風で一部倒れてしまいました。
今回の台風では鉄道の計画運休のニュースもあったので、前日から会社に出社して常にライブカメラで圃場の様子を見ていました。こういう時にライブカメラは便利ですね。また、頻繁に発生する内水氾濫ですが、今回はギリギリのところで被害を免れました。もう少し降雨があったなら、イネは冠水していました。
赤色の矢印が堤防の最頂部。水位がギリギリのところまで迫った
国土交通省が運営する河川ライブカメラ【葛川:葛川合流点(荒川水系)】
ちなみに、ここ数年における内水氾濫による冠水状況
・台風21号(2017/10/23)
・台風9号(2016/8/2)
・平成27年9月関東・東北豪雨(2015/9/9)
毎年、氾濫しないか心配をしていますが、今年は心強い知らせを聞きました。坂戸市が昨年度の予算で排水車を購入しました。ありがたいことです。
氾濫に備えて葛川水門で待機している排水車