リモセン学会発表
11月1日~2日にかけて、新潟市の新潟テルサで日本リモートセンシング学会が開催されます。
今回は8月に実施した温度観測の結果を発表します。
UAV近接リモートセンシングによる水稲の群落表面温度の観測
〇田中 圭(日本地図センター)・濱 侃(千葉大)・近藤昭彦(千葉大)
要旨
本研究の目的は,稲の高温登熟障害に対応するために,水稲の群落内の温度環境をUAV近接リモートセンシングによって明らかにすることである。埼玉県坂戸市北部の水田を試験サイトとし、穂揃期にあたる2016年8月6日10時~7日12時にかけて水稲の群落表面温度の観測を行った。その結果、水稲の群落表面温度は一様ではなく、ばらつきをもって分布していることがわかった。また、このばらつきはNDVIと対応しており、相対的に群落表面温度の低温域でNDVIが高くなり、反対に高温域ではNDVIが低い値を示すことが明らかになった。
熱赤外解析の一例
学会では、農業リモセンやドローンに関連する発表が多くあります。いろんな情報を知ることができる機会なので、楽しみです。