氾濫後(台風9号)の様子
台風9号による内水氾濫によって、試験サイトは完全に冠水してしまいました。
農林水産省の資料によると、冠水時間が2日以上になると被害が大きくなります。その点、試験サイトは翌日には水が引いたので、安心しました。
ただし、強風・豪雨・冠水によって、一部の箇所では倒伏してしまいました。それ以外の目立った被害はキラキラ(防鳥)テープの切断、圃場内のゴミなどでした。
倒伏した箇所は草丈が高いところになります。この箇所は出穂2週間前のモニタリングで、草丈が一定の値より高く、倒伏リスクの高い場所でした(算出方法は後日説明します)。
試験サイトにおける倒伏の様子
倒伏し、地面(水)に接してしまった稲は品質が低下するため、収穫の際には別に分けて刈り取ります。
試験サイトと別の圃場でも倒伏が生じました。
西圃場(試験サイトとは別)における倒伏の様子
氾濫というイベントが発生しても隣のベテラン生産者の圃場では、倒伏が生じていません。まだまだ自分の勉強不足および未熟さを実感してしまいます。