収量予測
収穫まで約1ヶ月を切りました。
今回は2つの手法で2016年度の収量を予測してみたいと思います。
どのぐらい一致するかは未知数なので、楽しみです。
まず、株数・茎数から収量を予測する方法です。
【使用するデータ】
・茎数 : 週一モニタリングで実施中のデータ
・1穂当たりの玄米重量(g/穂) : 昨年の収穫時に計測したデータ
収量(kg) = メッシュごとの株数 × 茎数 × 1穂当たりの玄米重量
茎数 = 20.3 本(2016年8月4時点)
1穂当たりの玄米重量 = 1.50 g(水分15 %)
問題点は全株を同じ分げつとしている点で、生育のばらつきを考慮していないところです。
試験サイト全体の玄米収量予測(地上観測) : 1520 kg
次に、ドローンモニタリングで計測しているNDVIを用いた収量予測方法です。
【使用するデータ】
・ドローン計測によるNDVI(2016年8月4日撮影)
・単位面積あたりの収量とNDVIの相関式(昨年のデータ)
収量(kg) = 昨年度得た係数 × メッシュごとのNDVI
8月4日撮影のオルソ画像
8月4日撮影のNDVI画像(暖色:植生活性が高い、寒色:植生活性が低い)
試験サイト全体の玄米収量予測 (ドローン): 1570 kg
答えは1ヶ月後です。
データは速報値なので、今後の詳細な解析で変更することもあります。