防鳥対策
キラキラテープ
登熟期に入ると、籾殻の中で米粒が形成されていきます。登熟初期の籾殻は柔らかく、中身はミルク状になっています。スズメはこの米のミルクが好きみたいで、よく食べに来ます。
根本的な防鳥対策(農研機構 中央農研)はないみたいですが、試験サイトではキラキラテープ(防鳥テープ)+テグスの組み合わせで対応しています。
防鳥テープ+テグス
防鳥テープを支える支柱は、モニタリングで実施しているメッシュに合わせて設置しています。実は私の水稲モニタリングの研究で,この支柱は重要なツールです。収穫直前には、この支柱を頼りにして、稲のサンプリングする該当メッシュを特定していきます。当初はGPS付のタブレットを用いて、圃場内を歩きながらメッシュを特定しようと試みましたが、やはり位置精度を考えると難しいことわかり、最終的にはトータルステーションで測量した位置に目印を設置しました。
タブレットを持ちながら圃場内での作業は効率がどうしても落ちるので、シンプルなのが一番です。
メッシュの目印は、ホームセンターで売られている蛍光テープ(約300円)と杭(1本約40円)を使っています。蛍光テープは紫外線による色落ちや草刈りによるテープ切断もあるので、定期的に交換します。
メッシュ目印(蛍光テープ+杭)
目印をもとに支柱を設置