どろーん米品質診断結果(2016年)
今年から出荷用「どろーん米」の食味値の分析を行います。
この品質診断は、今まで実施してきたメッシュごとのサンプリングではなく、圃場全体の結果になります。
メッシュごとにサンプルした水稲の品質診断は、手作業で脱穀→籾摺り等の準備をするため大変時間がかかります。
※分析用の準備が出来次第、毎年お願いしている女子栄養大学に分析してもらう予定です。
そこで、今回は迅速に診断を行うため、30kgの米袋に保管している玄米から300gを抽出し、食味値の分析を依頼しました。
その結果、どろーん米の食味値は81点(100点満点)を獲得しました。
食味値とは、お米のおいしさを数値化した指標です。お米の中に含まれる4つの成分(アミロース、タンパク質、水分、脂肪酸度)を分析し、100点満点で評価します。
一般的に、国内産の標準の食味値は65~75点となります。なお、80点以上のお米は美味しい米として評価されています。ブランド米で有名な「魚沼産コシヒカリ」は90点以上になるそうです。
表 食味計測定結果(2016年産どろーん米 玄米:コシヒカリ)
測定機種:サタケRCTA11A
※玄米タンパク質含有率が予想より高い数値を示しました。今までは理化学分析による測定でしたが、今回は近赤外による測定なので、その違いが出たかもしれません。