ドローン水稲モニタリング1年目

2014年のモニタリング方法について、まとめています。

※詳細は論文をご覧ください。

フローチャート(2014)

フローチャート(2014年)

ドローン導入1年目ということもあって、いろいろと手探りながらモニタリングを二つのタイプのカメラで撮影を実施しました。まず、圃場の全体画像(オルソ画像)とDSMを作成するために、Nikon AW1(Nikon社)で可視画像を撮影しました。次に、水稲の生長をモニタリングするのに有効な指標として用いられているNDVIを簡易型近赤外カメラで撮影しました。

簡易型近赤外カメラは、低コストで運用できるようにGoPro3(GoPro社)を2台を用いて作製しました。まず、通常に可視画像を撮影する1台と、もう1台は可視光の波長域を遮断できる光吸収・赤外線透過フィルタ IR-78(富士フィルム社)をレンズの前に設置して、簡易型の近赤外カメラを用意します。市販されている近赤外カメラは数十万円と高価になってしまいますが、改造GoPro3は約3万円程度で収まりました。

これらのモニタリング画像を「SfM-MVS」処理することによって、解析を行うための圃場全体の画像を準備することができます。

実際に取得した画像は【取得例】から閲覧することができます。

※2015年以降は、2014年の問題点を改善するために、モニタリング手法を若干変更しました。